よくあるご質問(FAQ)
鹿肉はいつから与えられるの?
オオカミを祖先となる愛犬たちはもともと肉食寄りの雑食。鹿肉は愛犬の体にとって非常に消化のしやすい食材なので、普通の食事が食べられる位までに成長したら、基本的にはいつから与えてもOKです。
ただ、稀に肉アレルギーなどの疾患を持っている子がいますので、食生活が安定する頃、生後6か月頃から与え始めると安心です。
成長期に良質なたんぱく質や鉄分を含む鹿肉を与えると、強い骨格、しなやかな筋肉、美しい毛艶の基礎を作ってくれますよ。
初めて鹿肉を食べさせる時の注意点はありますか?
初めて鹿肉を食べる子は、一度に沢山の量を与えるとお腹がびっくりして下してしまうことがあります。
これは人間も同じで、タンパク質などの豊富な栄養素を腸が消化しきれずに、体外へ流してしまう現象だといわれています。
その場合は差し込むような腹痛などはないと言われています、心配せずに様子を見守っていてあげてください。まずは、最初は少量ずつ「慣らしの期間」を設けてから与えてください。
慣らしの期間はどれ位必要ですか?
パワー溢れる鹿肉を初めて食べる子には慣らしの期間を設けて、様子を見ることをお勧めします。
期間は年齢や体重によって一概には言えませんが、少量を1日おきに与えてみてください。もっともっとと欲しがるかもしれませんが、ここは我慢です。いつもと変わらない様子なら都度少しづつ増やしてみてください。最初に与える分量は、小型犬ならばジャーキー5×1cm程度が目安です。
ジャーキーの保管方法を教えてください。
ジャーキーは常温で保管してください。その際はなるべく直射日光が当たらない涼しい場所を選んでください。高温多湿、著しい温度変化のある場所は不向きです。なぜなら、保管場所の温度が上がることによって、ジャーキー内に僅かに残った水分が蒸発して、パッケージ内に結露ができてしまう可能性があるためです。結露が発生するとカビの原因やジャーキーの品質劣化に繋がってしまいます。
特に、夏の暑い時期は冷蔵庫で保管すると庫内と外気の温度差によって結露が発生してしまうことがありますのでお気を付けください。
鹿肉のカロリーはどの位ですか?
鹿は赤身で脂肪分がほどんどない、ヘルシーミートです。鹿の部位や個体によって多少差がありますが、一般的には100gあたり100~130kcalと言われています。
実は、ジャーキーは低温加熱の過程で生肉の約1/3にまで縮みます。もしも、10g分のジャーキーを与えたとすると、生肉約30g分の同等の栄養分を与えたことになります。なので、10gのジャーキーのカロリーは30~33kcalという計算になります。
鹿ジャーキーは低カロリーなのに、良質なたんぱく質や鉄分が豊富です。だから少量でもエナジーチャージができるんですね。
生の鹿肉を与えたいのですが・・・
現在、私たちが住んでいる下田市に限らず、里山では鹿の餌場と民家との境界線があいまいになりつつあります。今、人間が作った畑や庭を荒らすことが日常となった鹿の中に約数百頭に1頭の割合で人間由来のウイルスを保有する個体が現れ始めました。
E型肝炎というウイルスは人の他にも牛、豚、鹿、猪などの多くの動物が感染することがわかっています。症状はいわゆる食あたりのようなものだと言われていますが、重症化すると命の危険にさらされる場合もあります。人間ですら危険なウイルスです。小さな体の犬や猫にどんな影響をもたらすか分かりません。
昔は鹿肉を刺身で食べる猟師もいらっしゃいました。それは何者にも侵されていない山で育った鹿がいた頃の話。菌を保有している鹿は稀だとわかっていても、万が一のことを考えると私たちは生食をおすすめできません。
冷凍すれば生肉を食べられると聞きました。
-〇〇℃以下で冷凍すれば鹿肉を生で食べられる、という話をよくお聞きしますが冷凍状態でもE型肝炎などのウイルスは死にません。冷凍して死滅するのは「寄生虫」だけです。
そう聞くと何とも恐ろしいような気がしますが、むやみに怖がることはありません。加熱によって、ほとんどの危険な微生物を死滅させることができます。必ず、肉の中心部まで火が通るように十分に加熱してから与えてください。